願い事イベント

いくつかの願い事イベントがあります

願い事キャンドル

このお祭りでなくとも七夕には竹飾りに願い事を書いた短冊を吊るすのが慣わしとなっていますから、当然安城の七夕まつりでも竹飾りは大活躍をしてくれます。 期間中は商店街におよそ1000本もの竹が並びますので、もしもパンダが安城駅にやってきたら小躍りして喜ぶのではないでしょうか。
中には見たこともないような派手な電飾の、まるでクリスマスツリーのようなキラキラしたものもありますし、眺めながら歩いているだけでも楽しめます。 そしてその竹飾りには短冊が何枚も吊るされます。 安城七夕まつり的には願いごと短冊と呼ばれるその短冊は通称「短冊ロード」に飾られ、その日だけではなく1ヶ月前の7月に吊るされたものを含めても数が圧倒的に多いことで知られています。
安城市内の保育園や幼稚園、そして小学校や中学校からも集められるので個人レベルでは到底太刀打ちできない枚数になるのです。 さすがに高等学校以上になると短冊を書いてはもらいにくいのかそちらからの提供はないようですが、中学校以下の生徒さんの分だけでも充分な戦力にはなります。
ほかにも一般市民の方だって願い事を書きますし、遠方から期間中にやってきた方が現地で書かれる短冊もプラスされていきます。 この短冊が吊るされた竹飾りは日が落ちて暗くなる夜にはライトアップされ、視力の良い人なら頑張ればどんな願い事が記載されているのか歩きながら読み取ることができるので、もしも自分の視力に自信を持っているのなら願い事をいくつ読むことができるかチャレンジしに祭りに参加するのも面白いかもしれません。
でも書かれていた事をあまり人に言いふらすのはやめておきましょう。
また竹飾りだけが安城七夕まつりの願い事の全てではありません。 ロマンティックにろうそくを使った企画もありますので、炎を眺めたり観察するのが好きな人はこちらにも手を出してみるとよいでしょう。
これは願い事をろうそくに巻きつけて安城七夕神社に飾るというシャレた企画で、その名も「願いごとキャンドル」です。 神社なのでキャンドルよりもろうそくのほうがしっくりくるのですが、若者受けしそうなのはキャンドルの方なのでこう名付けたのでしょうか。
イベント中はたくさんのろうそくとそれに灯る炎を目にすることができますので、火を見つめていると心が安らぐ人、逆に興奮する人はぜひとも七夕神社を訪ねて一心不乱に視線を注いでみてください。
竹飾り、キャンドルときたら次にくるのは風船です。
これは安城市内に住んでいる小学生なら誰でも知っていることですし、西尾市の中学生だって知っているでしょう。 願いごとふうせんは2007年から開始されたとのことですので比較的新しいイベントになりますが、今ではすっかり人気のようです。 これはみんなの願い事が詰め込んである風船を空中に放出するイベントで、しかも各自がそれぞれ好きなタイミングで空に上昇させるのではなく、一度にまとめて飛ばすのでなかなか見ごたえのある光景になります。 もしも風船がポツンと1つだけ空を舞っていたら、一瞬目をやってもたいして興味は沸きませんしすぐに他にもっと面白いものはないかとキョロキョロします。 単体の風船では眺めていてもあまり愉快ではなく、誰も注目はしてくれません。
ですが安城の願いごと風船はおよそ3000の風船が夏の空を覆いつくさんばかりの勢いで飛び出しますので、視界に入ったら固唾を呑んで見守ってしまうのです。 瞬きするのを忘れて、呼吸すら忘れてジッとその光景に見蕩れてしまうので、感動しやすい体質の方は同伴者と一緒にご覧になるべきでしょう。 さすがに生命の危機ってほどではありませんが、いきなり道の真ん中で立ち止まっても危ないですし、転んだり電柱にぶつかるのも危険です。 意識を持っていかれるかもしれないので念のためです。 ちなみに使用される風船は自然に分解されるエコロジーな材質でできていますので、環境問題にうるさい人も文句はいいません。