こんなイベントも

七夕に関係なさそうなイベントも盛りだくさん

ラムネを飲む子供

安城市で8月初旬に行われる七夕まつりは、短冊に願いごとを書くいかにもな企画だけではなく、「なんでそれ?七夕関係ないじゃん」と口に出してツッコミたくなるようなイベントも多数揃っていますから、意外性という意味でもみんなを楽しませてくれること間違いなしです。
そんなイベントの筆頭に盆踊り大会があります。 日本人なら東海地方に住んでいようが九州・沖縄の方だろうが誰でも盆には踊りますが、それは8月中旬のお盆の期間に限ります。 どんなに盆踊りが好きなダンサーでも、それ以外のシーズンは盆踊りを封印して他の踊りに興じるか、他のスポーツで汗を流すのが常識でしょう。 ですが安城の七夕まつりでは8月の第一週にも関わらず盆踊り大会が開催され、一足早いお盆気分を味わうことができてしまいます。
だいたい10日ほど先走って行われますので、早く踊りたくてウズウズしているダンサーが毎年何名か遠くからも参加しているらしいです。
また盆踊りではなく、普通のダンスイベントも開かれますがこれもやはり七夕とはあまり縁のなさそうな気がします。 ダンスに限らずステージ上で楽器を演奏したり歌を歌ったりと、さまざまなパフォーマンスを繰り広げるフェスティバルも開催されますし、このへんは七夕よりも近代的なおまつりに近いのかもしれません。
学校の文化祭のようなものをイメージしてもらえればわかりやすいでしょう。
七夕らしさの感じられるイベントにはANJO浴衣コレクションがあります。 これはオリジナルの浴衣を着てその魅力をアピールするものなので、女性の浴衣姿が大好きな油の乗った中年男性が注目しそうな企画です。
浴衣のデザインや柄だけでなく着こなし方もポイントとなり、あとは若くて美しい女性であるかもポイントになってしまいそうな気がしますがどうなのでしょうか。
また最近ではご当地アイドルやゆるキャラなんかがマスコミに取り上げられて活躍していますが、もちろん安城七夕まつりでも彼らの出番は用意されています。 ご当地アイドル・キャラクターフェスティバルでは駅前の商店街アイドルが出演しますし、他市のご当地アイドルも駆けつけてくれます。
アイドルだけではなくキャラクターもで、このお祭りの公式キャラクターである「きーぼー」も当然参加します、というかむしろ主役でしょう。 おそらく地元民にしか知られていないようなアイドルユニットやキャラクターが多いのですが、このイベントを知名度を上げるいい機会だと考えてやってくるのだろうか、とそんないやらしいことを考えてしまいそうになります。
ちなみにきーぼーが住んでいるのは安城七夕神社で、きーぼーお守りもここで手に入れることができるとのことです。
この神社は商売繁盛や縁結びにご利益があるといわれており、多くの商人やカップルやシングルが祭り期間中に参拝にやってきます。 ここを読んだだけでは「どうせこのお祭り期間中だけ作られる適当な感じの神社っぽいなにかなんだろう」と思われるかもしれませんが、れっきとした普通の神社なので悪く言っているとバチがあたってしまいますよ。
七夕まつりに合わせてここに、というのは正しいですが昭和35年にこの祭りのため、三重県椿大社の配慮を賜って鎮座されたのです。 チャチな作り物を想像していると実物を見た時にビックリ仰天してしまいます。
この神社は願いごとキャンドルの会場にもなっていますし、3日間の間に一度は参拝しにきてもいいでしょうが、3日連続ならもっといいでしょう。 期間中は竹灯篭が参道を照らして神秘的な雰囲気に包まれ、他の会場とは違った空気を醸し出しています。 そのへんはさすが神社といったところでしょうか。